
会社経営・心理カウンセリング・教育コンサルタント・人材育成(ヒューマンリソース)講演家、りゅうこころです。ryukokoro
まず最初に大切な事を書きます
『自閉症スペクトクラム』は誰しも当てはまり、
差別しているあなた自身が『自閉症スペクトクラム』なのかもしれない
っていう考え方で読んでください。
そもそも『自閉症スペクトグラム』ってなに?
千差万別、え?そんなことまで?という症状が個々にあります。
興奮、パニック、自傷行為、攻撃性、不眠、頭痛、腹痛、食欲不振、チック不安、うつ、緊張、興奮しやすさ、暴言、暴力、自傷行為、DV、びんぼうゆすり、話す時に相手の目が見られない、めまい、たちくらみ、動悸、息切れ、肩こり、しびれ、お腹を壊しやすい、便秘、生理不順、トイレが近い、ドライアイ、暑がり、寒がりなどなど、
当てはまるモノだけ書いていったらそれだけで何万文字にもなるでしょう。
それらを別々の障害として考えるのではなく、虹のようにさまざまな色が含まれる一つの集合体として捉えようとするのが『自閉症スペクトラム』という考え方です。
だからあなた自身、もしくは当たり前にあなたの周りにいる人が『自閉症スペクトクラム』の可能性は充分にあります。
悲観的になった人!それ、わけのわからん差別ですから!!

これらを悲観的に考える考え方自体が、僕からするとおかしい!!
普通の事なのですよ。
みなさんの身体の中には常に風邪の抗体があって、身体が弱った時にそれがわかりやすく咳や鼻水、発熱症状として表に出てくる。
これと同じです。
誰しも普通に持っているものなのです。
例えるなら、
『この風邪の症状が慢性的に表面化している人で、自分が風邪をひいていると気付かない状態の人』
が、『自閉症スペクトラム』として特別な目で見られるのです。
花粉症の人は時期になると当たり前にくしゃみが出て目がかゆくなり、マスクが無いと大変な思いをするでしょう?
これを不思議と思わないのは
「花粉症が当たり前のものとして認知されているから」
です。
だから、『当たり前の事』として書いていくので、みなさんもそういう目線で読んでくださいね。

差別されたり(うちの子大丈夫かしら?)と心配される例
《 幼少期 》
1.見知りが激しい
2.親の後追いをしない
3.あやしても目が合わない
4.反応が乏しい
5.手を振って「バイバイ」する時、手のひらを自分に向ける
6.セリフを棒読みするような話し方
7.妙に大人びた言葉遣いをする
8.行動が不自然
などなど。
《 成長期 》
1.空気が読めない
2.孤立する
3.受け身過ぎる
4.一方的過ぎる
5.対人関係がうまくとれない
6.独り言が多い
7.一人でニヤニヤしている
8.気味悪がられてお友達が出来ない
などなど。
《 学生期 》
1.IQが低いからと特別支援学校を勧められる
2.お友達と仲良くできない
3.オタクのお子さんがうちの子を噛みついたと言われた
4.すぐ暴力ふるうから嫌い!といわれた
5.何かに熱中すると他の事は全く耳に入らないみたい
6.クラスが変わってもいじめの対象になってしまう
7.じっとしていられず、いつもウロウロしている
8.調子が悪くなるくらい泣き続ける
などなど。
《 大人編 》
1.面接などが苦手で仕事に就くことができない
2.約束してくれたのになかなか派遣から正社員にしてもらえない
3.臨機応変に仕事をこなすことができない
4.怒りがコントロールできず、家族に暴力をふるってしまう
5.たびたび死んで消えてしまいたいと思う
6.複数の事を言われるとパニックになる
7.うるさい場所に居ると、すっごくイライラする
8.衝動的に爆食いをしてしまうことがある
などなど。
だからなんだ?と開き直る事が大事!

コンビニの店員さんに怒鳴ったり、弱い立場の奥さんに暴力ふるったり、野生動物や不特定多数の第三者にエアガンぶっぱなしたり、そんなことする奴がいるから印象が悪く見られてしまいます。
自分の子供が自閉症・アスペルガー・多動性障害などと言われても、
だ か ら な ん だ ?
と開き直り、誰に負い目を感じる事無く、他の子と同じように愛情を注いで育てていくことが大事なのです。
実際にこの様な障害程度の大きなお子さんは、周囲から変人扱いされますしいじめられやすいのは確かです。
人間は自分達と違うものを極端に差別する生き物ですからね。
でも、逆の場合はどうでしょう?
他の子よりイケメン、他の子より運動が出来る、他の子より賢いという場合の差別は酷いものではないですよね?
ここが人間の残酷な部分であり、僕が冒頭に書いた
差別しているあなた自身が『自閉症スペクトクラム』なのかもしれない
という部分に繋がってくるのです。
愛情を持って育てれば、子供だって社会人だって立派に育ちます。
我が社にも障害者手帳を持っている子は何人もいますが、お客様からもお取引先様からも
「すばらしい!!」
と賛辞の声を頂戴しています。
『自閉症スペクトクラム』は神が齎した特別な才能
僕は本気でこう思っているのです。
だって我が社の社員や僕が知っている自閉症の人はすごいんだもの。
わかりやすく書きましょうか?
天才画伯:ジミー大西さん
天才画家:ゴッホさん
天才音楽家:モーツァルトさん
天才作家:芥川龍之介さん
天才コメディアン:志村けんさん
心理学士:りゅうこころ(笑)

すごくないですか?一人を除いて凄い人ばかり!!
敢えて書きます、『天才と何とかは紙一重』って言葉がありますよね。
天才にするのか、そうじゃない方にするのかは育った環境と巡り合わせだという事です。
ちょっと待ってくださいね。キーボードに爪がカチカチ当たるので、爪を切ります。
パチ・・・パチ・・・パチ・・・
お待たせしました、すっきりしましたw
自閉症って悪い所ばかりに目が行きますけれど、記憶力とか想像力とかっていう部分に関しては一般人では手が届かない特別なレベルなんです。
何かに特化した時、凄まじい才能を発揮するのです。
才能を見つける為にはどうしたらいい?

本人がやりたいという事は何でもやらせてみる事です。
「はぁ?そんなこと?」
と親の勝手な杓子定規で測らずに、なんでもやらせてみるのです。
僕自身、小学校時代に特殊支援学級に入れられました。
おかしいでしょ?学校中で全教科成績トップですよ?
国語・算数・理科・社会・保健体育・技術は全部100点で、美術だけ98点でした。
作文は朝日新聞コンクールで最優秀賞をもらい、絵を描けば愛知県優秀賞で表彰され、
Twitterにあげましたが「音楽室のピアノで作詞作曲する」子供が
『この子はあたまがおかしい』
と特殊支援学級に入れられたのです。
その理由は、
学校の先生を理論で論破したから
です。
当時僕はテスト勉強というものをしたことがありませんでした。
貧乏でしたから教科書は年長者から貰い、いじめられっ子でしたからずーっと教科書を読んでいたのです。
3年生の時に6年生の教科書を、教室の隅っこで
『クサイ! キタナイ! 〇〇菌がうつる! あいつ、エロ本読んでる!』
って言われながら読んでいたのです。
そんな3年生がテスト勉強せずに満点取っても不思議ではありません。
だって6年生の教科書しか友達が居なくて、ずっと読んでいるんですから。
3年生の時に先生達から疑われ、職員室に呼び出されて責められました。
『おまえ、カンニングしたんだろう?お前みたいな頭のおかしい奴がこんな点数取れる訳がない!いつもキョロキョロして時々大声出すし!!』
「先生のテストが簡単すぎるんですよ。国語の問題なんて、答案に全部答え書いてあるじゃないですか」
『生意気言うな!お前に教育の何がわかるって言うんだ、クソガキ!!』
「じゃあ、僕が読んだ本の中から質問しますから先生答えてくれますか?」
『何でも聞け!先生が答えられない訳ないだろう?オマエバカだなw』
(この時職員室には11名、先生達がいらっしゃいました)
「地動説ソクラテスが提唱する教育と、アカデメイアに於けるプラトンの教育論についての違いを僕にわかる様に説明してください」
わかるわけありません、先生から出てきた言葉は、
『何オマエ?気持ち悪い!!やっぱりアタマおかしいわ!!』
でした。

どこに居ても虐められる僕が唯一虐められない場所は、静かにしなければならない図書室だったのです。
全部とまではいいませんが、図書室にある本の8割は読んだと思います。
★ 虐められて居場所もなく、友達は本を読む事。
★ 図書館は静かにしなければいけない場所だから虐められない。
★ どんなに読書に没頭しても誰にも怒られない。
★ 知りたい事は調べれば全部本が教えてくれる。
★ 本は唯一無二の仲良しであり、友達。
でもこんな事がいつまでも続く事もなく、両親の自殺もあって僕は
暴走族
というものを作る事になるんです。
暴走族は昔からありましたよ、僕が総長だったというだけです。
男子の身体の成長は時に奇跡を生みます。144㎝、32キロだった僕は
中学の時には180㎝、75㎏の空手バカになっていました。

詳しくは著書『7665日の物語』をご覧ください(宣伝w)
学校の勉強がバカバカしくなったのですよ。
こんな体格で空手バカですから、今まで虐めてきた奴らはヘイコラするし、
「あー、ココがテストに出るのね」
ってわかってしまうし。そんなこんなでせっかく特待生で高校・大学と行かせてもらったのにも拘らず、中退して働くんですけれどね。
でもどうでしょうね、
『あなたは勉強して東大を目指すのよ!!』
という環境下で勉強ばっかりしていたら、人の痛みもわからずに歪んでいたでしょうね。

自閉症が歪んだ結果起こってしまった悲しい事件
これが・・・
『うちの子自閉症だから・・・』
なんて、世間の目を気にしてゲームとか与えて閉じ込めたりすると・・・
1989年 幼女連続誘拐殺人事件 (故・宮崎勤元死刑囚事件)
1997年 神戸連続殺傷事件 (酒鬼薔薇聖斗事件)
2008年 秋葉原連続無差別殺傷事件 (秋葉原通り魔事件)
2016年 知的障害者施設施設殺傷事件 (津久井やまゆり園殺傷事件)
2018年 新幹線無差別殺傷事件 (2018年東海道新幹線車内殺傷事件)
上記事件の犯人はみんな自閉症です。
差別するつもりも脅すつもりもありません。
彼らをそうさせてしまったのは周囲の環境だと言っているだけです。

まとめます
ですから、『自閉症スペクトクラム』というものを理解しようともせずに表層的に差別するのはやめましょう。
確かに『社会的に適合できないレベル』の自閉症の人やお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
僕はそういう人を差別する人に問います。
『あなたは誰かさんと一緒で、「世の中に障害者がいる事は不幸だ」と持論を振りかざして生きる権利を無残に奪い、殺すつもりですか?』

同じ人間なのですから差別や偏見を無くして、みんな得意不得意があるのですから助け合って生きましょうよ。
僕は先日、ぱっと見で自閉症だとわかる人が、横断歩道を渡ろうとしている盲目の人の手を引いて助けている姿を見ましたよ。
あなたに迷いなく、この行為ができますか?
りゅうこころでした。ryukokoro