
①
僕の向こうに何がみえるの? 水平線が静かに囁いてる
昨日はここで見えてたのかな? 産まれる前の太陽みたいだね
ぽつりと君が呟いた 「おはよう」 思い出の欠片の様で
静寂の中に一点の 「ありがとう」 これから歩む新たな日
いつもすましてクールな彼女が 突然大きな声で 叫んでくれた
「もうやだよ!」みんなが出来ないなら 私が友達になってあげる!
毎日いろんなものに問いかけられてきたけど、素直に自分に訊いてみる
こんなに嬉しいのになんで涙が止まらないんだろう・・
本当の温かさってこういう事なのかな 本当の友達ってこういう事なのかな
②
僕の景色は何が違うの? 耳の隣で教室の窓が言う
いいよゆっくり私と話そう 机と椅子と上履きとランドセル
自分を包む友達 「おやすみ」 君達しか信じられない
無機質なのに温かい 「Hello」 大丈夫ひとりじゃないさ
いつもいじめる嫌いなあいつが 転がり落ちたケシゴムを ひろってくれた
「もうやめろ!」みんなが出来ないなら 俺がこれからひろってやる
毎日いろんなものに問いかけられてきたけど、素直に自分に訊いてみる
こんなに嬉しいのになんで涙が止まらないんだろう・・
本当の温かさってこういう事なのかな 本当の友達ってこういう事なのかな
― 間奏 ―
卒業してもぜったい ぜったい忘れないから
「いっしょに帰ろう」 差し伸べられた 温かい君の手
「サッカーやろうぜ」 輪に入られた 初めてみんなの中
一人じゃなかった 友達は近くに居たんだ そんな事も知らなかった
いつも心が痛かった 涙も枯れたと思ってた でも止まらない涙が今ここにある
― 短間奏 ―
あの日から 机や椅子も変わってる 黒板の前に立つ僕の後ろで
あの日から 変わらないのは窓から見える グラウンドとあの大きな木
そして今度は僕の番だね 「温かい手とみんなの輪」
みんなに教えてあげよう いじめなんて無くせるんだよ
みんなに教えてあげよう ひとりひとりの勇気なんだよ
水平線を見つめてみる 一日でも早く そんな世界になりますように
作詞・作曲 りゅうこころ ryukokoro