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7665日の物語 21

『押忍!おはようございます!』これはご商売などをされているには常識だ と思うが、「その日が始まる・その日初めて顔を合わせる」という意味で挨 拶は昼でも夜でも「おはようございます」なのだ。トラックが師匠の家のか ら走り去っ...
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7665日の物語 20

掛け声が早いか動きが早いか、師匠と僕は一気に間合いを詰めた。師匠の 右手刀。左廻し受けからの僕の前蹴り。身体の反応するままに動いていた。 もちろん寸止めではない、お互い当てている。気持ちで負けた方が敗者だ。 奥様...
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7665日の物語 19

洗い物をし、お母様が拭いて片付けてくれて家族の食事会はお開きと なった。僕は何度もお辞儀をし、茜さんには今まで出した事ないような 笑顔で何度も手を振った。 翌朝新聞配達を終わらせて歩いて学校に行った。奴らとはあれから話し...
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7665日の物語 18

むしろ、「先輩にもらった大事なシューズ」の方が気になった。その時 師匠の家の二階の窓から『うるさいなぁ、誰?』と声が聞こえた。 『あ、すみません!』と咄嗟に答えたが、それはパジャマ姿の茜さん だった。彼女は顔を真...
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7665日の物語 17

先ずは準師範の最も得意としているであろう廻し蹴りを少し強めに受け流 した。その勢いでくるんと回って背中を見せた時に鞭打。『ヒィィ!!』 と声を上げた、かなり痛いはずだ。この鞭打を習得するのに僕だって相当 稽古した...
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7665日の物語 16

『ほら、持って行って皆で食べなさい。客人からの差し入れだ(笑)』 そう言ってこちらにあるフライドチキンを全部持たせ、 『わしらも向こうで一緒に食べよう。風間君の入門試験も食べたらやるか』 『ん?試験?そう...
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7665日の物語 15

お嬢さんが連れてきたとはいえ、道場やぶりみたいなものである。 師匠が土下座されたことで正義感を持って挑んでみたはいいものの、 一切歯が立たず、門下生からどんな目で見られている事だろう。。 僕はお嬢さん...
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7665日の物語 14

もし今の世の中で学校でお漏らししてしまったらどうなるだろう。。 イジメに合い、登校拒否になり、引きこもりになり、自殺や無差別殺人も あり得るのではないだろうか。「そんな大袈裟な!!」と言われるかも 知...
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7665日の物語 13

「もうさ、空手の話は飽きた!!」そう思われる読者の皆様、今しばらく お付き合いください。空手こそが私を構成する要素なのですから (^^; 僕は少年部への入塾を希望し、許可された。幼稚園や小学校低学年主体で 「...
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7665日の物語 12

(ああ、ぼくの流派は剛柔。受けこそが最大の攻撃。それでいいという事 は、打たせ蹴らせてそれを受け、倒せということか。。。)と。 『あんた、手加減なんかしたら許さないからね!!』 『よく喋る女の子だな。いいから...
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