恋愛

小説

7665日の物語 30

目が覚めた。というより看護師さんに起こされた。『風間さーん、 起きてますかー?わかったら瞬きしてください』・・・「パチリ」 自発呼吸の確認、嚥下確認が完了するまでそこから1ヶ月掛った。呼吸器は 外れ、食道に入れられたチュ...
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7665日の物語 27

営業の世界では「未達は悪者・達成は正義」なのだ。ここまで目標達成して なおかつ大きく上回ったら、管理職で本社に戻ってこい!といわれても何ら おかしくない。でも。。。僕はそれが嫌だった。まだ若いし東京という町に ある本社で...
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7665日の物語 26

翌朝いつも通りジョギングと柔軟をしてシャワーを浴び朝食を食べ、 僕達は学校へ向かった。朝礼の中で先生から出た言葉。 『えー、3年生の皆さんは本格的に進路を決める事になるのですが・・』 そうだった!どうしよう!国立大学に行...
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7665日の物語 25

やがて茜ちゃんが目に涙をいっぱい溜めて入ってきた。 『が・ざ・ま・ぐ・ん・・・』 泣きそうなのを堪えている。 『大丈夫だよ、こっち来て座って。。』横に座ってもらい僕は右手を 差し出した。茜ちゃんが僕の右手を握ってくれてい...
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7665日の物語 24

自宅まで約200メートルという所で背筋がゾクッとしたのと同時に 『かーーざーーーまーーー!!!!!』 という声が聞こえた。明らかに本気で殺しに来ている、殺気だ!! 『茜ちゃん、逃げて!!』そう言って僕は彼女の前に...
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7665日の物語 22

翌朝コンコンと部屋のドアをノックする音と共に、 『風間君、起きてる?我が家は朝ごはんはみんなで食べるのー』 と茜ちゃんの声。 『ありがとう、起きてます。すぐ行きます!!』 『はーい、待ってるねー♬』 何だこの...
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7665日の物語 21

『押忍!おはようございます!』これはご商売などをされているには常識だ と思うが、「その日が始まる・その日初めて顔を合わせる」という意味で挨 拶は昼でも夜でも「おはようございます」なのだ。トラックが師匠の家のか ら走り去っ...
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7665日の物語 20

掛け声が早いか動きが早いか、師匠と僕は一気に間合いを詰めた。師匠の 右手刀。左廻し受けからの僕の前蹴り。身体の反応するままに動いていた。 もちろん寸止めではない、お互い当てている。気持ちで負けた方が敗者だ。 奥様...
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7665日の物語 19

洗い物をし、お母様が拭いて片付けてくれて家族の食事会はお開きと なった。僕は何度もお辞儀をし、茜さんには今まで出した事ないような 笑顔で何度も手を振った。 翌朝新聞配達を終わらせて歩いて学校に行った。奴らとはあれから話し...
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7665日の物語 18

むしろ、「先輩にもらった大事なシューズ」の方が気になった。その時 師匠の家の二階の窓から『うるさいなぁ、誰?』と声が聞こえた。 『あ、すみません!』と咄嗟に答えたが、それはパジャマ姿の茜さん だった。彼女は顔を真...
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