小説 7665日の物語 28 するとどうだろう。驚いた事にアルバイトさん、パートさん自らが考え行動 するようになったのだ。 『どうしたらお客様に喜ばれるのか』 『どうすれば売り上げをUPさせる事が出来るのか』 『どうしたらもっと褒められるのか』... 2019.12.08 小説
小説 7665日の物語 27 営業の世界では「未達は悪者・達成は正義」なのだ。ここまで目標達成して なおかつ大きく上回ったら、管理職で本社に戻ってこい!といわれても何ら おかしくない。でも。。。僕はそれが嫌だった。まだ若いし東京という町に ある本社で... 2019.12.07 小説
小説 7665日の物語 26 翌朝いつも通りジョギングと柔軟をしてシャワーを浴び朝食を食べ、 僕達は学校へ向かった。朝礼の中で先生から出た言葉。 『えー、3年生の皆さんは本格的に進路を決める事になるのですが・・』 そうだった!どうしよう!国立大学に行... 2019.12.05 小説
小説 7665日の物語 25 やがて茜ちゃんが目に涙をいっぱい溜めて入ってきた。 『が・ざ・ま・ぐ・ん・・・』 泣きそうなのを堪えている。 『大丈夫だよ、こっち来て座って。。』横に座ってもらい僕は右手を 差し出した。茜ちゃんが僕の右手を握ってくれてい... 2019.12.04 小説
小説 7665日の物語 24 自宅まで約200メートルという所で背筋がゾクッとしたのと同時に 『かーーざーーーまーーー!!!!!』 という声が聞こえた。明らかに本気で殺しに来ている、殺気だ!! 『茜ちゃん、逃げて!!』そう言って僕は彼女の前に... 2019.12.03 小説
小説 7665日の物語 22 翌朝コンコンと部屋のドアをノックする音と共に、 『風間君、起きてる?我が家は朝ごはんはみんなで食べるのー』 と茜ちゃんの声。 『ありがとう、起きてます。すぐ行きます!!』 『はーい、待ってるねー♬』 何だこの... 2019.12.03 小説
小説 7665日の物語 21 『押忍!おはようございます!』これはご商売などをされているには常識だ と思うが、「その日が始まる・その日初めて顔を合わせる」という意味で挨 拶は昼でも夜でも「おはようございます」なのだ。トラックが師匠の家のか ら走り去っ... 2019.12.02 小説
小説 7665日の物語 19 洗い物をし、お母様が拭いて片付けてくれて家族の食事会はお開きと なった。僕は何度もお辞儀をし、茜さんには今まで出した事ないような 笑顔で何度も手を振った。 翌朝新聞配達を終わらせて歩いて学校に行った。奴らとはあれから話し... 2019.12.01 小説
小説 7665日の物語 18 むしろ、「先輩にもらった大事なシューズ」の方が気になった。その時 師匠の家の二階の窓から『うるさいなぁ、誰?』と声が聞こえた。 『あ、すみません!』と咄嗟に答えたが、それはパジャマ姿の茜さん だった。彼女は顔を真... 2019.12.01 小説
小説 7665日の物語 17 先ずは準師範の最も得意としているであろう廻し蹴りを少し強めに受け流 した。その勢いでくるんと回って背中を見せた時に鞭打。『ヒィィ!!』 と声を上げた、かなり痛いはずだ。この鞭打を習得するのに僕だって相当 稽古した... 2019.11.28 小説