小説

7665日の物語 16

『ほら、持って行って皆で食べなさい。客人からの差し入れだ(笑)』 そう言ってこちらにあるフライドチキンを全部持たせ、 『わしらも向こうで一緒に食べよう。風間君の入門試験も食べたらやるか』 『ん?試験?そう...
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7665日の物語 12

(ああ、ぼくの流派は剛柔。受けこそが最大の攻撃。それでいいという事 は、打たせ蹴らせてそれを受け、倒せということか。。。)と。 『あんた、手加減なんかしたら許さないからね!!』 『よく喋る女の子だな。いいから...
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7665日の物語 10

『あんた、うちの道場に道場やぶりにくるつもり?笑える!私なんか ペーペーだから、あんたなんかボッコボコにされるわよ(笑)』 『ごちゃごちゃ喋ってねぇで、どこか言え!!』流石の僕も殺気立った。 その気配を彼女も感じ...
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7665日の物語 23

初恋の美しさと心が浄化される少年と少女の成長を描いた青春ラブストーリー
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7665日の物語 3

知り合いの獣医に出してもらった、人間でいう粉ミルク。少しだけ溶かして体温位に温め、針の無い注射器みたいなものでゆっくり飲ませる。   『いいか、ギャーギャー鳴いても1日に5回までな。』   ...
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7665日の物語 2

     意を決して傘を置き、集団登校する小学生の「なに?あの人・・・」  みたいな視線を痛く感じながら、僕はネットをどかして音のする袋を   探し漁った。半透明のゴミ袋の中に不自然に新聞紙...
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7665日の物語  1

風に揺蕩うような霧雨の振る中、傘を手に持って学校に向かう途中の   ゴミ収集場所。木製電柱の下、毎週火曜と金曜がゴミの日と決まっている。   前の晩から出す人や、分別をしない人もいる。ビール瓶が...
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